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27.エネルギー教室(1年)

令和6年7月10日(水)

 原子力・エネルギー教育支援事業である令和6年度エネルギー教室が行われました。1学年35名を対象に、町内の軽米ミレットパークソーラー館と軽米風力発電所を見学しました。
 環境問題についても理解を深め、持続可能な社会の実現を考える一助とし、山間地域である軽米町の施策として進められている再生エネルギー事業について、環境問題と社会経済システムのあり方や生活様式との関わりについて学びます。
 

軽米風力発電所

 軽米風力発電所見学は、悪天候のためバス車内で町役場の方からたくさんお話を聞かせていただきました。

楽しそうに話を聞く生徒たち

 風車のサイズはブレード1枚で46mもあり、支柱も合わせると全高131mにも渡るそうです。車内からでもその迫力は十二分に伝わってきました。
 軽米町にある風車は1機ですが、なんと年間1200世帯分の電気が発電できるそうです。これは軽米町の世帯数の3分の1に当たります。その数字に生徒たちも驚いていました。

軽米ミレットパークソーラー館

 軽米ミレットパークソーラー館では、軽米町の「再エネ整備区域」に設置されているメガソーラーを見学し、株式会社レノバの方からお話を聞いてきました。

太陽光発電についての話を聞く生徒たち

 軽米西・東ソーラーは全部で51万枚で、敷地面積は459ha、発電量は年間1億3700万kWhにもなります。また、自然豊かな軽米町の景観をできるかぎりそのままの形で残すため、傾斜に沿って設置するなどの工夫をしているそうです。

傾斜に沿って設置されたソーラーパネル

 発電効率の保持のため、敷地内の除草も欠かせないそうです。写真からもその大変さが伺えます。

ソーラーパネルの航空写真を眺める生徒たち

 生徒からは、「風車を外から見ただけではわからないほど細かい部品に分かれていることが分かった」、「風力発電と太陽光発電は環境にも優しいすごく良い発電のやり方だと思った」、「軽米町の地域活性化や持続可能な街づくりも進められていると知り、私も軽米町に貢献できることが何かないかと思った」という感想がありました。軽米町の施策として進められている再生エネルギー事業を知ったことで、軽米町にこれからどのように関わっていくかを考える良い機会になりました。