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【高校魅力化促進事業】紫波オガールを訪問し、地域づくりを学んできました!

 6月17日(金)2学年で紫波町のOGAL(オガール)への訪問学習が行われました。
 軽米高校では、「総合的な探究の時間」に「地域探究」として軽米町の活性化を目指し、生徒が班ごとにテーマを設定して活動しています。2学年は、その一環として、他地域の先進事例について現地で学ぶことで視野を広げ、それぞれの探究活動に役立てるため、オガールを訪れることとなりました。

岡崎正信代表取締役から「未来」をつくる高校生への熱い講演

 オガールアリーナの中央に集まり、午前は岡崎正信代表取締役から、施設が生まれた背景や経緯、事業を手掛ける人の考え方や視点など、たくさんの熱いお話を頂戴しました。「そもそも、地域の活性化とは?」という本質について考えさせられ、自分達が進めてきた探究活動の原点を問い直す良い機会となりました。

岡崎代表から伝えられたメッセージの一部
「何を」やりたいかではなく「なぜ」やりたいかを最初に考える。ぶれない動機が重要。
オガールでバレーボールに特化した施設を築いた視点は、様々な地域活性化策にも応用できる。

 その後、オガールエリアの中で自由に昼食をとりながら施設見学を行いました。新型コロナウィルス感染症の影響で様々な行事が中止や縮小になってきた生徒たちにとって、友人同士で好きな飲食店を選んで昼食を共にしたり、オガール広場のおしゃれな屋外でクレープを食べたりしたことも、貴重な思い出の一つになったと思います。

自由時間に生徒が撮影した写真。“映える”写真も良き思い出。

 午後は、YOKOSAWA CAMPUSの南條亜依さんから、紫波町地域おこし協力隊として紫波町に移住することになった経緯や、自ら楽しんで地域おこしに携わっている経験などについて講話を頂きました。地域のためにチャレンジを続けている若者達の生き生きとした姿はとても参考になるものでした。

紫波町の大人に魅了されて移住し、築70年の空き家をリノベーションした南條亜依さん
南條さんから伝えられた経験談やメッセージの一部

 オガールプロジェクトもYOKOSAWA CAMPUSも、少人数の情熱と行動力によって、何も無いところから始まっていきました。それまでに無かったものを一から始めるということは、最初から上手くいくことばかりではなく、すぐには賛同を得られなかったり、時には批判されたりもするものです。それでも「町を本気で活性化させたい」という熱い思いに刺激を受け、魅了された人達が集まり、各々が行動力を発揮し、協力者が増え・・・という好循環を繰り返すうちに、若者が中心となって地域を盛り上げていく町に変化しています。これらは、軽米町で地域探究を進める生徒達にとって良いモデルとなりました。今後の探究活動に、今回の学びは間違いなく生かされていくと思います。

 岡崎代表、南條さん、そしてご対応いただいた全ての関係各位に深く感謝いたします。ありがとうございました。